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倚りかからず

「倚りかからず」  茨木 のり子詩

もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくはない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ

作者、茨木のり子さんは同人誌「櫂」を創刊、戦後詩を牽引した日本を代表する
女性詩人にして童話作家、エッセイスト、脚本家。
1945年に19歳で終戦を迎えた。戦時下で体験した飢餓と空襲の恐怖が、
命を大切にする茨木さんの感受性を育んだ。

女声合唱のための「ぎらりと光るダイヤのような日」(信長 貴富作曲)から
「落ちこぼれ」
「倚りかからず」
3月のコンサートで歌います。
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テーマ : 詩・ことば
ジャンル : 小説・文学

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Author:Shelly
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